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「旅する根付」~小さくて大きな文化を感じる

   bidouraku


「根付け」を単なる飾りだと思っていました・・・これを読むまでは。

帯からちょこんと出ていて、オシャレの一部。
深い意味や背景まで考えませんでした。

「根付け」は、そもそも印籠やタバコ入れなどを帯から提げるための留具でした。
それが留具の枠を越え
 「あらゆる美術工芸ジャンルの技術や思想が結晶した、小さな文化そのもの」

だと、高円宮妃はおっしゃっています。-----小さな文化

高円宮妃は、留学中のロンドンの美術館で根付けと出会ったそうです。
茶道の侘び寂び、能の幽玄、日本画の花鳥風月という観念をうち壊すような出会いだったそうで、
その日本人のユーモアセンスに開眼したようです。
その熱が高円宮殿下に伝染し、蒐集、果ては根付け師育成にまで心血を注がれたとか。


-----さて、手のひらにすっぽり収まる根付には、ユーモア・遊び心・洒落・侘び・寂び・・・
様々な魅力があるようです。
さらに、掌で慈しむことができるのもその1つとか。

根付の姿形、はたまた材料の感触、根付が旅した先の想像力をかき立ててくれる
それが、「小さな文化」ということでしょうか。

単なるキーホルダーやストラップではないのです。
こんなにも精巧で緻密で、うっかり吹き出してしまうような愉快さ、
そして、ドキッとするようなリアルな根付は初めて見ました。

江戸のその昔、どんな人が、どこへ旅をするために帯元に提げて、
どんな風景を見ていたのだろう・・・
と、私自身も悠久の世界を旅してしまった4~5cm程度の世界。
東京国立博物館でご覧いただけますよ。

見過ごしてしまっている、日本の良き文化に触れてみませんか?

bidouraku


minaminaman
※2012年2月取材


『旅する根付 高円宮妃現代根付コレクション』
講談社

東京国立博物館
台東区上野公園13-9
09:30~17:00(月曜休館)
一般600(500)円,大学生400(300)円
根付 高円宮コレクションは本館2F
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テーマ : 着物 - ジャンル : ファッション・ブランド

Tag : 美道楽 着物 根付 東京国立博物館 高円宮妃 茶道 日本画

超訳百人一首 「うた恋。」「うた恋。2」

    


本が好きな私は、本屋へ行くといろいろと物色するので
なかなか帰れなくなってしまうのですが、
この日は漫画コーナーの平積みで「うた恋。」「うた恋。2」
程ない時間で見つけることができました。

学生時代は意味も考えず、上の句と下の句の出だしだけ何とか覚えた百人一首。
大人になった今、歌の背景まで思い描きたいと思うようになりました。

「うた恋。」は、百人一首の中でも43種ある恋の和歌を漫画化したもの。
一瞬迷いましたが、”超訳百人一首”という副題と、
”学生時代こんな本があったらもっと百人一首が好きになったと思う”
というPOPが立っていて、
そういえば、子供の間で「ちはやふる」という、競技百人一首の漫画が
流行っている話を聞いていたのを思い出して、買ってしまいました。
今まで、わかりやすい百人一首の本でも買っては途中で止める、を繰り返していましたが
漫画ということもあり、歌の背景がわかり安くさらっと読めました。


当時の「恋」の背景が覗える<はじめに>を引用します。

『ケータイもメールもない時代。貴族の恋は大変でした。
 貴族の姫たちは厳重に守られていて
 OKが出るまで、顔も見られないのが普通。
 やっとむすばれても、朝になれば、男は帰らなければならない。

 貴族の姫たちも、最初こそ、
 もらったラブレター(和歌)の出来栄えや将来性で
 男を選ぶことはできても、
 恋が始まった後は、男の訪れをただ待つだけ・・・。

 現代からは想像もできない不自由さの中で、
 それでも男と女は恋をし、和歌を交わしました。

 恋心、いらだち、感動、絶望,誓い-
 あふれる思いを31文字に込めて、和歌を送りあったのです。』
  ※「うた恋。」はじめにより引用


この<はじめに>を読んだだけで、どの時代も恋する想いは同じ。
31文字に込めた切ない想いが伝わって、感動してしまいました。
漫画ですから、小難しいことはあまり描いていないので、
百人一首入門編としてはちょうど良い、でしょうね。



「うた恋。」「うた恋。2」
杉田 圭著


namiki

テーマ : 着物 - ジャンル : ファッション・ブランド

Tag : 美道楽 着物 百人一首 うた恋

「着物文様の美 十選」

   紅綸子地水葵模様小袖



日経新聞の文化欄(40面)に「着物文様の美 十選」が連載してますね。

2011年10月10日から始まったこの連載は、
江戸時代の着物を10点紹介してくれるそうです。

文様(柄)は世界中にあれど、
日本独自に生まれたのが「風景の着物」だそうです。
タペストリーなどでは世界にもあるようですが、
”身にまとうことを前提”としているものは稀だとか。
訪問着の絵羽模様などがそうですよね。

10月14日は、「水葵の葉」文様の小袖でした。
大きな水葵の葉が4枚と、流水文様のとても大胆な配置です。
ところが、近くでみると総鹿の子絞りで、
細かい刺繍も全体的に施されて、とても繊細だそうです。
この小袖そのものがひとつの風景だ、と記事には書いてありました。
一つひとつの言葉に想像を膨らまし読み進めてたら、ひとつの絵画を観ているようでした。


minaminaman

Tag : 美道楽 着物 文様 小袖 日経新聞

『着物の事典~伝統を知り、今様に着る』

kimono jiten


『着物の事典』を買いました。

紋様などに興味があり、購入したのですが、
着物の種類がカラーの図解や写真で分かりやすく書いてあったり、
着方やお作法まで載っているので、とてもお薦め。

特に、着物に興味を持ち始めた人には、楽しく見れて最適かと思います。
着物を着ている人には、今までのお浚いになるかなぁと思います。

「信子さんのこぼれ噺」もコラムで織り込まれていて、
私はここで、疑問点等を解決しちゃったりしています。

大久保信子さんのコーディネートもたくさん載っているので
勉強になると思います。



『着物の事典~伝統を知り、今様に着る』
大久保 信子(監修)
池田書店


izuming-mama

Tag : 着物の事典 着物 美道楽 大久保信子

『着物の悦び きもの七転び八起き』

着物の悦び


最近、面白い本を見つけました。
林真理子の『着物の悦び』という本です。

小難しい“着物とはなんぞや”という内容ではなく
いかに着物が好きで、どう楽しんでるか、・・・などなど
着物の魅力の虜になった、
マリコさんならではのエピソードが満載です。
とくに面白いのが、失敗談。とーっても参考になりますよ。

セレブすぎるマリコさんに、一般市民の感覚では
まったくついていけない部分もありましたが・・・、それもご愛嬌!
手に届かないような高額の着物の話が次々と登場するので
そのエピソードだけでも興味深いものがあります。

着物初心者の私でもすいすい読めちゃう本だったので
よかったら、読んでみてくださいね。



『着物の悦び きもの七転び八起き』
林真理子著
光文社文庫


fumikoblue

Tag : 着物の喜び 着物 美道楽 林真理子

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